片棒
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片棒(かたぼう)は古典落语の演目の一つ。原话は宝永2年に出版された、「軽口あられ酒」の一遍である『気ままな亲仁』。
注意:以降の记述で物语・作品・登场人物に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[编集] あらすじ
[编集] 导入部
コク町三丁目に店を构える赤螺屋(あかにしや)ケチ兵卫という人。
名前のとおりのけち振りと、なく子も黙る辣腕ぶりで财を成した大金持ちだが、寄る年波には胜てずそろそろ谁かに身代を譲らなくてはと考え始める。
彼には三人の息子がいるのだが、今のままでは三人の料简がわからず、谁に譲ったらいいか迷ってしまった。
そこで、店の番头を呼び出し、谁に相続させたらいいか相谈するとこんなアドバイスが帰ってくる。
「でしたら、このお店の一大事に、若旦那方三人がどのようなお金の使い方をするか闻いてみたらどうでしょうか?」
感心したケチ兵卫は、早速三人の息子を呼び出し『仮に、もし私が明日にでも目をつむったら、后の始末はどうするつもりか一人ずつ闻かせてもらいたい』と质问した…。
[编集] 长男・松太郎の场合
「そうですねぇ。『この途方もない身代が、あんな葬式しか出せないのか』と后ろ指を刺されるのはシャクですから、オーソドックスながらも立派な葬式を出したいと思います。まずお通夜ですが、この身代ですから吊问客もかなりのものになりましょう。ですから、通夜は二番行います。お寺もわが菩提寺では小さいですから本愿寺あたりをレンタルいたしまして、何人来ても大丈夫なようにいたします。
棺がお寺に到着するのは、だいたいお昼过ぎになるでしょうから、お昼ごはんを用意するのが妥当でしょう。黒涂り金莳絵の重箱に、一段目は练り物、二段目は煮物とか焼き物、三段目らはご饭を仕込んだ三つ重ねで、丹后缩缅なんかで作った特注の风吕敷で包みます。
お酒をおのみになる方もいるでしょうから、滩の生一本を勧进よりのついた徳利なんか入れて用意しておきます。
あ、料理をお食べにならないご妇人方のために、特注のお弁当を用意いたしまして、そこにタクシー代なんかも入れておきましょう。黒筋のついた封筒に三万円ばかり入れまして、【御お车代 赤螺屋】。
ケチ兵卫、ショック死寸前。その上、一人当たりの费用と会葬者の人数を闻くと
「三万人ばかり呼びまして、一人当たり600万円」
「马鹿ヤロウ!! とっとと消えろ!! 私はな、お前が死ぬまで决してあの世には行かないからな…」
[编集] 次男・竹次郎の场合
「普通に葬式やったのでは面白くありません。いっそのこと新机轴の、エレガントで吊いの歴史に残るような葬式をいたします。」
「え、エレ…?」
「お父さんがお亡くなりになったら、まず近所の方に頼んで町内中に红白の幕を张り巡らしていただきます。
会葬の一番手はたいてい黒纹付に羽织ですが、これは面白くありません。私が用意するのはかしら连中に頼んで行う『木遣り』です。赤い筋の入った长襦袢に扇子をもって"エンヤーラ"なんてね。
その后に出てくるのは芸者连中の『手古舞』。男まげに提灯と金棒を持って"シャラーン…コローン"、绮丽でしょうねぇ。
その后には民謡なんかどうでしょうか。山形の『花笠音头』で"めでた めでたの"…ちょっとまずかったかな。
その后には山车が参ります、京都の人形师に依頼して造った、お父さんそっくりの生き人形をすえた山车です。手に算盘を持って、宙をにらみつけるポーズなんかいいかな。
当然、山车には囃子がつき物ですから神田囃子の名人あたりに声をかけておきましょう。まず『"屋台"の打ち込み』、"テンテンテンスケ、スケテンテン"。その后『升殿』から『鎌仓』、"オ ヒャイ トーロ"、出しの人形がからくり仕挂けで动きます。
この后にやってくるのがお神舆、中にはお父さんの遗骨が入っています。これを担ぐのは町内の若い衆、そろいの浴衣で足并みそろい"ワッショ ワッショ ワーイ" 囃子のほうも変わってきます。
この一行が町外れに到着すると、待ち构えていた花火屋が、万感の思いをこめて大筒に火を。"シュ~ ドーン"、『あがったあがった、赤螺屋!!』。
お父さんの位牌をぶら下げた落下伞が、风に乗ってフワフワフワフワ。
ここで拍子木がチョーンと入って、亲类代表の吊辞が始まります。
【吊辞 盛者必灭 会者定离 とは言いながら、谁が天寿の长からん事を请い、また愿わざる者もあらんや。ここに、コク町三丁目・赤螺屋ケチ兵卫君。平素粗食に甘んじ、倹约のみを旨とし、ただただ预金额の増加を唯一の娯楽となしおられしが、ついに栄养不良の结果、あの世の客となり、今また山车の人形となる。アァ、人生面白きかな、また愉快なり】
一同そろってバンザーイ」
「この野郎、七生まで勘当だっ!! 」
[编集] 三男・梅三郎の场合
「死ぬとは『无に帰す』ことですし、どう転んでもすべて燃えちまうんですからお葬式は质素に、极限まで简素にして行います。死骸は鸟につつかせて自然消灭。これが一番」
「お…おい…」
「とは行きませんから、とりあえずお通夜を出しましょう。出棺は11时と知らせておいて…本当は八时に出してしまえば会葬者の食事はいらないし、持ってきた香典だけこっちのものにすることができます。早桶は菜渍けの樽で十分。抹香はかんな屑で代用し、樽には荒縄を挂けて天秤棒で差しにないにします。运ぶには人手が必要…ですが、これだとお金がかかりますから片棒は仆が担ぎます。でも、仆一人では担げませんから、やっぱり一人は雇ったほうが…」
「なに、心配するな。片棒は私が出て担ぐ」
[编集] 概要
口で鸣り物のパートを演じるなど、かなり难しい噺ではあるが、そのずば抜けたにぎやかさとナンセンスさからか演じるものは多い。
とくに、文治は吝啬家として有名で、実感がこもった演じ方が観客の爆笑をさそった。
主人公である「赤螺屋ケチ兵卫」は、この噺のほかにも『位牌屋』や『味噌蔵』等に登场する典型的な"けちんぼ"だ。
屋号である【赤螺屋】も、実は「一度闭じたらなまじなことでは开かない」というタニシの别名を引用したものであり、この人物の吝啬家ぶりは容易に想像できるものであろう。
[编集] 三兄弟の名前
今回のあらすじで使った『松・竹・梅』のほか、『金・银・鉄』など三つで一组となる取り合わせが使われることが多い。
中には、オリンピックのメダルに合わせて『金・银・铜』にした演者もいたりするのはご爱娇。

